After the Fracture 骨折元年

人生初の骨折を画期として、以後の時代の紆余曲折を綴ります。

右下腿骨折 - 事の始まり ー

2017年12月6日(水)8時35分ぐらいに、札幌にある職場の、向いの凍結した横断歩道上で転倒しました。

通勤中の怪我だったので、労災保険上は通勤災害に分類されます。言い訳するようですが、就業時間前でしたが、特に急いで走ったりしたわけではありません。

ただ、横断歩道までの歩道の積雪状況から、まったく滑るとは予想しておらず、小股歩きなどの転倒に注意した歩き方はしていませんでした。

 

転び方については、一瞬のことだったので詳細を自覚していないのですが、恐らく右脚で踏み切る際に内側に滑らせて転んだように思います。

これは自分の右脚が左脚に比べると、ややO脚気味で、足の裏が内側に向きがちなことからの推測です。(過去には実家の階段で捻挫の経験もあります。)

 

今回、右の脛の内側にある太い脛骨と、その外側にある細い腓骨、いずれも斜めに折れており、担当医師からは螺旋骨折とのお話がありました。

これは大根を刀でスパッと切り下ろすように切断面があるのではなく、切断線が螺旋状に出ている骨折です。

右脚がO脚気味であることによって、転倒時に捻りを生み、ただの歩行時の転倒でこれほどの骨折に至ったものと想像されます。

鋭い骨折部分が皮膚の突き破って出てしまう、いわゆる開放骨折に至らなかったのが不幸中の幸いでした。

 

今回人生初の骨折を経験したわけですが、これまで感じたことのない痛みと変にゴキゴキと非関節部が動く違和感から、そのことを感じ取りました。

ついにやってしまったという衝撃、車道上だったことから早く歩道に退避しなければという焦りで、頭が一杯になりました。

 

確かこのとき、先頭のタクシーを含めて2~3台の車が信号待ちで並んでいました。

幸い、朝の通勤通学の時間帯だったことから、周囲の通行人の方々数人が、苦痛に顔を歪める自分の体を歩道まで引きずって移動させ、救急車を呼んでくださいました。

 

移動させながら、「痛いよね。私も骨折したことがあるからわかる」という女性の言葉に、少し安心したことを覚えています。

救急車が到着する最後まで、一人、背後から上体を支え続けていただいた紫色の上着を着た男性にも感謝しています。

ちょっと時間を気にしていたので、自分の救助により遅刻させてしまわなかったかが心配です。